アマパー | ESTA申請と海外旅行情報のフィッツウォーター

今回はアマパ州を訪ねてみます。
　アマパ州:Estado do Amapáは西と南はパラー州、北はフランス領ギアナとの国境、北西はスリナムとの国境に接し、東に大西洋をのぞむブラジル北部に位置する州です。人口は約７６．７万人で第２６位、面積は約１４万ｋ㎡で第１８位の州です。州都はマカパ。日本との時差は日本時間－１２時間です。 　
　アマパ州は比較的新しい州で１９世紀前半にパラー州より分離、独立しました。現在のアパマ州は観光業が主な産業となっています。またアマパ州は、州全体の面積の７２％にあたる地域が先住民の居住区域として保護されています。
　観光業では、アマゾンの熱帯雨林をはじめ広い範囲で残された手付かずの自然が魅力となり多くの観光客が訪れています。
　州の名前アマパは先住民の言語トゥピ語で「雨の場所」を意味するトゥピ語が元になった、樹木の樹皮の名前が元になった、など様々な説があって未だに明確にはされていません。
　アマパ州の主な観光名所としては「セントジョセフ要塞」「アラグアリ川」「グランドロシュ」「ソルスティス公園」「アマパ湾岸」などが人気のスポットです。

『おすすめはアマパ湾岸！』
　アマパ湾岸を訪れる人の一番のお目当ては何といっても大西洋にそそぐアマゾン川の河口で起こるポロロッカです。
　ポロロッカは潮の干満が原因で起こる海水がアマゾン川に逆流する現象で、海の潮の干満の差が大きい新月と満月の日によく観測されます。ポロロッカで海から押し寄せる大波は高さ５ｍを超え、時速約65ｋｍの速さでアマゾン川の水を飲み込んで行き、大波に押し返され川の水も海水に混じって逆流します。特に３月など春の雨季によってアマゾン川が増水している時のポロロッカの大迫力は他で味わう事は出来ないでしょう。
　アマパ州を訪れた際にはぜひアマパ湾岸でポロロッカの大迫力を体感して下さい。

アマパ州のご当地グルメとしてアマゾン川で獲れる川魚はいかがですか？
　
アマパ州にはアマゾン川から他では見られない多種多様な川魚が豊富に獲れます。

・フィレォッチ
ナマズの仲間の外見が白い魚で、全長１ｍを越す大きな魚です。身も白身で焼いて食べるとその味の良さが引き立ちます。

・タマタ
鎧か何かの様に直線的な大きな鱗がある20ｃｍ位の魚です。黄色がかった身で、煮込み料理などで良く食べられています。

・ドラード
こちらもフィレォッチのように全長１ｍを超す大型の白身魚で焼き魚などで食べられています。

アマパ州を訪れた際にはぜひアマゾン川で獲れた川魚を味わって下さい。

『おすすめはツクナレのカルデラーダ！』
　ツクナレは体長30～40ｃｍ位の白身魚で、釣りの対象としても人気のアマゾンを代表する魚です。
そしてカルデラーダは魚とトマト、ジャガイモ、タマネギなどの野菜をコリアンダー、パクチー、ウルク（アマゾンで採れるパプリカの仲間）を使って煮た、魚のスープ料理です。 カルデラーダはツクナレの独特の旨みが最もよく味わえる料理です。
　またツクナレは釣りの対象としても人気の魚です。食い付いても糸を木などに引っ掛けて切ろうとしたりと頭が良い上、さらに粘り強い体力もある魚で、苦労して自分で釣り上げたツクナレの味はさらに格別な事と思います。
　アマパ州を訪れた際にはぜひツクナレのカルデラーダをお召し上がり下さい。

日本からアマパ州へ行く場合、飛行機での直行便はありません。その為アメリカ合衆国にて乗り継ぎが必要です。

東京から行くには?
東京※１からアマパ州にいくには、ニューヨーク空港※２からサンパウロ空港※３乗り換えでマカパ空港に行くのが所要時間が短くて便利です。東京からアマパ州迄のフライト時間は約３９時間４０分かかります。日本との時差はー１２時間です。

大阪から行くには?
大阪※５からアマパ州に行くにはロサンゼルス空港※６からサンパウロ空港乗り換えでマカパ空港に行くのが所要時間が短くて便利です。大阪からアマパ州迄のフライト時間は約４２時間２０分かかります。日本との時差はー１２時間です。

※１成田国際空港：Narita International Airport：TYO
※２ジョン・F・ケネディ国際空港：John F. Kennedy International Airport：JFK
※３サンパウロ＝グアルーリョス国際空港: São Paulo-Guarulhos International Airport:GRU
※４マカパ国際空港：Macapá International Airport：MCP
※５関西国際空港：Kansai International Airport：KIX
※６ロサンゼルス国際空港：Los Angeles International Airport＝ＬＡＸ