マットグロッソ州 Estado de Mato Grosso
どんなところ? : 観光情報
今回はマットグロッソ州を訪ねてみます。
マットグロッソ州:Estado de Mato Grossoは、東はトカンティンス州とゴイアス州、西はボリビアとの国境、南はマットグロッソ・ド・スル州、北はパラー州に接するブラジル中西部に位置する州です。人口は約210万人で第19位、面積は約90万k㎡で第3位位の州です。州都はクイアバ。日本との時差は日本時間-14時間です。
マットグロッソ州は15世紀初頭スペイン人によって開拓されるが17世紀初頭にサンパウロからの開拓者がに駆逐され、18世紀に金が発見されると相次ぐ入植者で発展し、ポルトガルによって総督府が設けられた州で、現在では農業が主な産業の州です。
農業では大豆、サトウキビ、綿花、米が多く栽培され、特に大豆は国内でトップクラスの生産量があり、ブラジルの穀物生産において重要な農業地帯と言える州です。
州の名前マットグロッソはポルトガル語で「深い森」を意味する言葉がもとになっています。
マットグロッソ州の主な観光名所としては「ドスギマランイス国立公園」「シングー国立公園」「ジュルエナ川国立公園」「アルトアラグアイア」「パンタナール・マトグロッセンセ国立公園」などが人気のスポットです。
『おすすめはパンタナール・マトグロッセンセ国立公園!』
パンタナール・マトグロッセンセ国立公園はマットグロッソ州の南西に位置する国立公園でユネスコの世界遺産にも登録されています。
パンタナール・マトグロッセンセ国立公園は世界で最大級の湿原パンタナールとそこに生息する動植物保護の為に世界遺産に登録されました。
20万k㎡(日本の本州とほぼ同じ)の湿地帯に生息する動物は確認されているだけでも魚類約400種、は虫類約50種、鳥類約650種にものぼります。
広大な大地をゆっくりと流れる雄大な河を眺めていると、心の中が綺麗になっていくような感覚になります。
マットグロッソ州を訪れた際にはぜひパンタナール・マトグロッセンセ国立公園で雄大な大自然を体感してください。
食事ならこれ! : ご当地グルメ情報
マットグロッソ州のご当地グルメとして地元名産の川魚はいかがですか?
マットグロッソ州はパンタナールなど多くの河川や沼地がありそこで獲れる新鮮な魚はいかがですか?
・ピアウ
30~50センチ位の魚で、内臓を取って焼いて食べるとフライにするより魚の味が解りやすいのでおすすめです。
・ピラプタンガ
40センチくらいの魚でフライにするのが一般的な食べ方です。
・ピラニア
説明する必要もないとは思いますが、鋭い歯を持った何にでもかみつく危険な魚です。スープにして出てくることが多い淡白なさっぱりした味わいです。
マットグロッソ州を訪れた際にはマットグロッソ州名産の新鮮な川魚を使った料理をお召し上がりください。
『おすすめはモジーカ!』
モジーカはピンタードという魚の切り身を、トマト、タマネギ、キャッサバ、パセリやネギなどの香草と一緒に土鍋で煮込んだ料理です。
ピンタードは口に歯のない魚で地元でも人気の魚です。じっくり煮込まれて他の食材の味がしみ込み、柔らかくなったピンタードの身がほろほろと口の中で崩れていき何とも言えない味わい深い一品です。
マットグロッソ州を訪れた際にはぜひしみじみと味わいたくなるモジーカをお召し上がりください。
日本から行くには?
日本からマットグロッソ州へ行く場合、飛行機での直行便はありません。その為アメリカ合衆国にて乗り継ぎが必要です。
東京から行くには?
東京※1からマットグロッソ州にいくには、ニューヨーク空港※2からサンパウロ空港※3乗り換えでクイアバ空港に行くのが所要時間が短くて便利です。東京からマットグロッソ州迄のフライト時間は約39時間10分かかります。日本との時差はー12時間です。
大阪から行くには?
大阪※5からマットグロッソ州に行くにはロサンゼルス空港※6からサンパウロ空港乗り換えでクイアバ空港に行くのが所要時間が短くて便利です。大阪からマットグロッソ州迄のフライト時間は約42時間かかります。日本との時差はー12時間です。
※1成田国際空港:Narita International Airport:TYO
※2ジョン・F・ケネディ国際空港:John F. Kennedy International Airport:JFK
※3サンパウロ=グアルーリョス国際空港: São Paulo-Guarulhos International Airport:GRU
※4クイアバ国際空港:Marechal Rondon International Airport:CGB
※5関西国際空港:Kansai International Airport:KIX
※6ロサンゼルス国際空港:Los Angeles International Airport=LAX
アメリカに短期商用・観光目的※1で旅行するすべての渡航者は、オンラインで渡航認証※2を受けなければなりません。
※1 短期商用・観光目的 = 90日以下
※2 電子渡航認証 = エスタ : Electronic System for Travel Authorization = ESTA