ニューファンドランド・ラブラドール州 Newfoundland and Labrador NL
どんなところ? : 観光情報
ニューファンドランド・ラブラドール州: Newfoundland and Labradorは東はケベック州に接し、3方を大西洋に囲まれたカナダ北東部に位置する州で、ラブラドール半島の東部とニューファンドランド島で構成される州で、人口は約51万人でカナダ国内で第9位、面積は約41万km²で第10位の州です。州都はセント・ジョンズ。日本との時差は日本時間-12時間30分(ニューファンドランド標準時)です。
ニューファンドランド・ラブラドール州では10世紀末に北欧のバイキングの入植が始まった頃から漁業が主な産業でした。現在でも州の産業の中心は漁業で次いで鉱業が重要な産業となっています。
鉱業では昔からあった銅、ニッケル、銅の採掘に加え、20世紀末からは海底油田で石油も産出しています。
漁業では、10世紀末から盛んであったタラ漁は水揚げ量が減少し、現在ではズワイガニ、エビが多く水揚げされています。
ニューファンドランド・ラブラドール州は北欧からの入植者が多かった地域で、現在でも他の北米の国や地域とは違った単語、言い回しなどについての辞書が編纂される程、独特の文化を持つ州です。
州の名前ニューファンドランド・ラブラドールはニューファンドランド島とラブラドール半島のラブラドール地方が元になっています。ニューファンドランド島はポルトガルの探検家が「Terra Nova(テラ・ノバ)」と名づけ、それが英訳されニューファンドランドと呼ばれる様になりました。ラブラドール地方は発見したポルトガルの探検家「ジョアン・フェルナンデス・ラヴラドール」の名前を元に名づけられました。
また愛犬家にとっては、超大型犬のニューファンドランドや盲導犬としても有名なラブラドールレトリバーの原産地でもあります。
ニューファンドランド・ラブラドール州の主な観光名所としては「スピア岬」「シグナル・ヒル・ナショナル・ヒストリック・サイト」「ボウリング・パーク」「カボット・タワー」「ランス・オ・メドー」が人気のスポットになっています。
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『おすすめはランス・オ・メドー!』
ランス・オ・メドー:L’Anse aux Meadowsはニューファンドランド島最北端にある考古遺跡で、世界遺産(文化遺産)に登録された。カナダ国定史跡です。
グリーンランド以外の北アメリカで、唯一ヴァイキングの入植地として確認されている遺跡で、コロンブスがアメリカに到達する500年以上前の住居や道具などが出土した事で、「コロンブスの新大陸発見」説は覆される事になりました。そこは伝説の地「ヴィンランド」であると言われています。
遺跡近くに住居、船などが復元され、どの様な生活をしていたかが解るたバイキング村があります。また遺跡発掘の時の様子に関する展示物もある興味深い人気スポットです。
ニューファンドランド・ラブラドール州を訪れた際にはぜひランス・オ・メドーでバイキングの入植者達に思いをはせてください。
食事ならこれ! : ご当地グルメ情報
ニューファンドランド・ラブラドール州のご当地グルメとして新鮮なシーフードはいかがですか?
タラ
現在では水揚げ量も減ったタラですがかつては絶好のタラの漁場だった事もあって、塩漬けにしたタラを使ったフィッシュケーキなどをはじめ数多くのタラを使った料理があります。
ズワイガニ
地元で水揚げされるズワイガニは当たり前の話ですが新鮮そのもの!まるごと茹でるだけで贅沢なご馳走です。
エビ
新鮮な地元のエビはそのままでもいいですが、パスタやピザなどの具にも最適です。
ニューファンドランド・ラブラドール州を訪れた際にはぜひ新鮮なシーフードをお召し上がり下さい。
『タラの舌のフライ!』
ニューファンドランド・ラブラドール州の名物料理はタラの舌:Cod Tongueに衣を着けて揚げた料理です。
タラの舌は付け根の喉の辺りまでを切り取った部位で美味しいタラの頭部の中でも特に人気の高級食材です。ノルウェイを中心とした北欧では良く食べられる部位なのですが北米で他にタラの舌をたべる風習のある地域はほぼありません。
タラの舌自体はホタテや青柳などの貝柱に近い独特の食感で、「美味」というのではなく「あ、コレ良い、こういうの好きだなぁ」といった「珍味」といった趣のある一品です。
タラの舌は日本でも知る人ぞ知る珍味としてレストランで提供されています。
ニューファンドランド・ラブラドール州を訪れた際にはぜひタラの舌のフライを堪能してください。
日本から行くには?
日本からニューファンドランド・ラブラドール州へ行く場合、飛行機での直行便はありません。その為カナダ国内、アメリカ合衆国にて乗り継ぎが必要です。
東京から行くには?
東京※1からニューファンドランド・ラブラドール州にいくには、トロント空港※2乗り換えで、セントジョンズ空港※3に行くのが所要時間が短くて便利です。
東京からニューファンドランド・ラブラドール州迄のフライト時間は約20時間20分です。日本との時差はー12時間30分※4です。ニューアーク空港※5乗り換えのルートもありますがフライト時間が21時間かかります。
大阪から行くには?
大阪※6からニューファンドランド・ラブラドール州に行くにはロサンゼルス空港※7からトロント空港乗り換えで、フレデリクトン空港に行くのが所要時間が短くて便利です。大阪からニューファンドランド・ラブラドール州迄のフライト時間は約22時間50分かかります。日本との時差はー13時間です。
※1 成田国際空港:Narita International Airport:TYO
※2 トロント・ピアソン国際空港: Toronto Pearson International Airport=YYZ
※3 セント・ジョンズ国際空港 :St. John’s International Airport=YYT
※4 ニューファンドランド標準時
※5 ニューアーク・リバティー国際空港:Newark Liberty International Airport:EWR
※6 大阪国際空港:Osaka International Airport:ITM
※7 ロサンゼルス国際空港:Los Angeles International Airport=LAX
ニューファンドランド・ラブラドール州の主な大学
ニューファンドランドメモリアル大学
所在地:230 Elizabeth Ave, St. John’s, NL A1B 3X9創立 :1925年
Website : http://www.mun.ca/
アメリカに短期商用・観光目的※1で旅行するすべての渡航者は、オンラインで渡航認証※2を受けなければなりません。
※1 短期商用・観光目的 = 90日以下
※2 電子渡航認証 = エスタ : Electronic System for Travel Authorization = ESTA