アメリカ大統領選挙③ 候補者の横顔 共和党ドナルド・トランプ、ベン・カーソン
2016年のアメリカ大統領選挙が開始されて、約4ヶ月。
今回は共和党候補者から、アメリカ全体での支持率1位、2位の
2人の候補者にスポットを当ててみたいと思います。
※10/12CBS世論調査
まず1位のドナルド・ジョン・トランプについて。
不動産王として名を馳せていますね。
彼は1946年ニューヨークのクイーンズに5人兄弟の4番目として生まれ、
フォダム大学、ペンシルバニア大学を経て、
父親の不動産会社でキャリアを詰み、不動産王と呼ばれるまでになります。
その間、4回破産していたりと、波瀾万丈の人生を送っています!
今回の大統領選で注目されているのは彼の発言というか暴言!で、
6月に「メキシコとの国境に万里の長城を築く」と公約、
「メキシコからの強姦魔を防ぐんだ」や、
他の共和党の政治家のことを「バカ」「マヌケ」と愚弄してはばかりません。
かなり各方面からたたかれているのは確かなのですが、
共和党支持者からの人気は上がる一方…
言っていることは的を得ているということなんでのでしょう。
ある種「胸のすく思い」を求めて支持しているのかもしれません…
そして2位のベン・カーソン候補
1年前に共和党に入ったばかりの新人で
本業はお医者さんですね。
映画にもなっているアメリカンヒーローで、
ゴッドハンドと呼ばれるような経歴の持ち主です。
生い立ちとしては、1951年にミシガン州デトロイトで
2人兄弟の次男として生まれ、少年時代を非常に貧しい環境下過ごしています。
少し面白いエピソードがあります。
彼のお母さんは、勉強しないでけんかばかりしていたカーソン少年に
テレビを禁止し、1週間で必ず本を2冊読み、感想文を書くようノルマを与えたそうです。
カーソン少年はそのノルマを守り、成績を上げ、
奨学金で名門イェール大学に進み、若くして全米で最も優れた外科医になりました。
そんな彼のお母さんは、実は文字を読めず、
彼の書いた感想文を読めていなかったそうです。
彼の自伝を読み、苦学して医者や科学者になったアフリカ系の青年が多くいるそうです。
そんなカーソン候補ですが、少し意外ですが
「オバマケアは奴隷制より悪い」「9・11テロより悪い」や、など、
ドナルド・トランプ以上の問題発言を繰り返していたりします。
品行方正な上流イメージの医者というイメージから非常にかけ離れています。
去年から続いている警官による黒人殺害事件に抗議する
Black Lives Matter(黒人の命も大事だ)に対して、
「いちばん黒人を殺しているのは人工中絶だ」と痛烈に皮肉を言っています。
そんな発言のせいでカーソンは黒人の人気を失い、
アフリカ系の支持率はわずか29%に…
※2015年4月下旬YouGov調べ
このままだとトランプ大統領とカーソン副大統領という『暴言コンビ』で
ヒラリー・クリントンに対抗する可能性が高いですね。
カーソン陣営は、もし副大統領候補に指名されたら受けると返答しています。
何よりもアメリカ人は“勝者”そして“成功者”を愛するお国柄。
果たしてどのような結果になるか、
まだまだこれからの先も目が離せません
。
最後に2つスポーツ速報!
まずは NFLのセミファイナル進出チーム★
セミファイナル進出はこの4チーム
1/24 >> DENVER vs NEW ENGLAND
1/24 >> CAROLINA vs ARIZONA
次がテニスの全豪オープン
現在3回戦まで終了しています。トーナメント表は下記へ
男子シングル
http://www.ausopen.com/en_AU/scores/draws/ms/index.html
女子シングル
http://www.ausopen.com/en_AU/scores/draws/ws/index.html
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